●サウンドパ−ツは1983年5月の創業以来、真空管と 管球アンプ用高信頼パーツの販売で多くのご信頼を得てきました。今は良質で魅力あるオーディ オ用真空管の入手か難しいことから真空管の販売は縮小していますが、管球 関連パ−ツなら全国でも有数の品揃えです。また特注管球アンブの製作や、マランツ・マッキントッシュは勿面、WE・アルテック等の旧来のブロ機のメンテナンスを引き受ける一方で多くのスピーカーも扱い、得られたノウハウを 今の製品に生かしています。かつてのそれらのアンプついては次のことが申 せましょう。

●マッキントッシュ、マランツ等は半導体アンブとの比較などされない時代の製品 です。技術面をより追求/強調し、大出力を謳っています。その技術とは多重・大量のNFB(負帰還)を掛け、球を最大定定格近くで用い、定期的なチェックが 必要な「固定バイアス」で大出力を得ると云う手法です。そのため音質こつい ても、真空管独自の持ち昧は薄いのです。

●ブロ機器の管球アンプはもっと一般のオーディオ1こ不向きです。PA用こ出 力を最優先し定期的な真空管の交換と、技術者こよるチェックを当然として 設計しています。当時真空管は安価ですから消耗は当然でしたし、現場には常こ技音が居たのです。音質面でも現代のPA用アンプと大差無いと 云うのが率直なところでです。

●もっと大切なのは使用部品が熟と湿気に弱いこと。これは20年以上を経 た国産アンプでも同じですが『生きもの』の管球アンブを長年酷使して、手入 れも無く設計通りに働いている方が不思議、それでもrオリジナルは音が良い」と目い張る方が多いようです。

●今作られているアンプの多くはそれらの旧来のアンブのコピーです。独創的 なものはアイデア倒れ的でもあり長期こは不安です。真空管の良さを根本から徹底追及したものは少なく、30年以上も真空管こ親しんでいる目からは、大変残念に映るのです。ここでrウェスタン」に付いて少し語らねぱなりません。回路に関する考察や トランス・スピーカーの音質では一部のWE製に現代でも優れるものはあり ません。映画の録音・再生には今のオーディオの原点があるのです。例えばビング・クロスビーが吹き込んだ歌を本人が後で聞いて「自分の声ではない」と云ったら一大事、まさに「原音との比較、その一事のために大変なコストを費やしています。サウンドパーツは同社の機器から実に多くを学びました。測定 ではrとるに足らぬ」のに「音は素晴らしい」ものもあるのです。電気的特性よりも最後は「ひとの耳」が優先するのさ当然、この「当然」がつい忘れられるのです。さすがにWEアンブはその考え方と「骨董的価値」を除げば今のオーディオには無理、「原音再生」の精神を追究することがサウンドパーツの至上命題となったのです。全く独創的でシンブルな回路とテザインその真空管の持つ最良の使用法の探求と長期のメンテナンス・フリーの両立、音の良いトランスの開発と部品の選択等々その蓄積が特性面でも、情報量の圧倒的な多 さでも現在の製品群に生きます。一方「直販制」は他社の同レベル製品より も低価格を実現し、ユ−ザ−の方との直接のお付き会いの始まりとなって、そのご意見は必ず製品に反映させています。一品づつ手で組む時、熱意と愛情の沸かないものは存在しません。