「モーツァルト・フォノ・リファレンス」

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モーツァルト「フォノプロ・リファレンス」

真空管式・ディスク・イコライザアンプ・プリアンプ

標準価格¥600,000(税別)

モーツァルト・フォノ・リファレンスのコンセプトと技術解説

* 増幅にEcc85/6AQ8という高周波球を用い、高い増幅率(μ=57)とEcc82並みの内部抵抗の低さ・ローノイズの特性を生かし、
かつ比較的低い電圧と大きな電流で使うことによって、高ミュー管では難しい低いインピーダンス化を図り、低いインピーダンスで
より音質の良いCR型イコライザーを実現しています。

* 電源では整流管の特性に近く、音質的もっとも優れた両波整流を採用、小型大容量/長寿の電解コンデンサーの投入で、
単にリップル除去効果が十分と言うだけではなく極端にまで低域時定数を下げています。
電源部はともすれば忘れられがちの信号回路の高圧側の重要なアースも兼ねていますが、その意味で別電源は
好ましいとはいえず、優れた小型部品での構成で高性能なものを内蔵することは重要な要素です。

* フラット(ライン)アンプ部には近年オーディオ自作の方々にも「好音質」で人気のロシア大型MT球「6H6n」を
採用しています。適度な増幅度と他の球(GT球も含む)に例の無い低内部抵抗という特性を生かし電流重畳の可能な
出力トランスを協力にドライブして、600Ωの低インピーダンス出力を実現、単段によるシンプルなフラットアンプ部は
AUX入力も、「音作り」が無く、非常に素直な音質です。

* 回路構成部品には金属膜がオングストローム単位のメタライズド(蒸着)コンデンサーの音質を嫌い、
ミクロン単位の厚みを持つ上質アルミ箔コンデンサー、EQ回路には銅箔コンデンサーを多く併用、抵抗類は高信頼品を選んでいます。

* 元よりシンプルな回路と相まって、回路全体がEcc83などの高インピーダンス球+NF型イコライザーに比して、
高域に感覚上のピーキーさがなく、EQ回路のロス成分を最低限に抑えたことから優れたCR型固有の音の自然感、
奥行き感と広がりが得られます。ほぼ全てのアナログディスクに対応できるばかりではなく、RIAA録音以外の
音質の傾向をよく出すのも、この構成あってのものです。

*ボディは構成部品が少なく、堅牢なものを使用、重量感・剛性感とコンパクトさの全てが両立するものとしました。

*フォノ1入力はMC及びMMに、フォノ2はMM及び高出力のモノラルピックアップ用入力と様々なフォノ入力に対応できます。

*フォノ1のMC入力は独自設計の専用MCトランスを介してフォノイコライザ回路に導かれます。

*ラインレベル入力は2系装備、フォノ入力とのレベル差を補正するレベルコントロールボリュームがついていますので、
CDにした途端に大きな音になるという状態を解消できます。

*出力の最終段には専用の出力トランスを装備、XLRのバランスドかRCAの
アンバランスドいずれかを切り替えることによりいずれの場合も
600Ωの低インピーダンス出力を可能にしています。

 


主な仕様 Specifications

入力感度 Input sensitivity/       Phono 1 MC/0.1mV, 1kHz, 2〜120Ω

許容入力 Maximum Input/       MM/2.0mV, 1kHz, 47KΩ

入力インピーダンスInput Impedance  Phono 2 MM/2.0mV, 1kHz, 47kΩ
                       Mono/10mV, 1kHz, 1kΩ以下

RIAA偏差 RIAA Accuracy:    ±1dB(for All EQ Curbs)

利得 Gain:            35dB/1kH(MC:63dB), 1kHz

S/N比 S/N Ratio:        MC:70dB以上、MM: 76dB以上

使用真空管 Tubes:    ECC85/6AQ8 3本、6H6n 1本

出力インピーダンス Output Impedance :   600Ω
   REC OUT   インピーダンスは10KΩ以上を推奨 

消費電力 Power Consumption:    55W

寸法 Dement ions: 370(W)x255(D)x110(H)mm

重量 Weight:    7.0kg

更に使用に関する詳細はここをクリック(PDFファイル)。